社会人1年生目のフレッシュな松岡哲也

今年の春に東京の私立大学を卒業し、社会人1年生となる松岡哲也は、生まれ育った地元に戻り中小企業にて営業の仕事を行っています。高校卒業と同時に親元を離れて東京の大学へ進学していましたが、在学中に父親が病に倒れ、一命はとりとめたものの家族の混乱は避けられませんでした。父親の治療代や休職中の家族の生活費などを考えて一時は退学も考えた松岡哲也でしたが、病床の父も一人で看護に当たっていた母も、必ず大学は卒業するようにと言って仕送りを続けてくれたのです。

松岡氏は、サラリーマンの両親の長男として誕生しています。地元の小学校から高校まで通った後、念願だった東京の大学へと進学します。大学卒業後は同じく東京で就職をする予定でいました。しかし、父が病に倒れそれでも彼の大学生活を最後まで納得のいくものであるようにと願ってくれているのを知ったとき、このまま東京で就職することの意味を改めて考え直したのです。

彼は別段東京でやりたい仕事や目的があるわけでは無く、ただ大学生活の延長のまま東京で生活したい、田舎にはあまり帰りたくないという気持ちで適当に選んだ会社の試験を受け、無事内定をもらった企業にそのまま就職するつもりでした。

しかし父の病気を機に、このまま東京で就職すればますます地元とは疎遠になり、両親を顧みることも無くなっていたのではないかと考えたのです。そう考えたとき、さしたる目的も無く東京で就職し、生活していく自分の未来よりも、東京で学んだことを地元に持ち帰り、これから年を重ねていく両親を見守りながら生活する未来の方が、より自分らしくいられる姿のように思われました。

家族を支え、側にいたいという気持ちから松岡哲也は東京で決まっていた就職先を辞退し、地元での就職先を再び探しました。周囲の友人たちが就職を決めていく中、改めて行う就職活動は精神的にも厳しいものがありましたが、両親を安心させたいという思いからの行動だったため、彼は決して焦りや苛立ちを表に出す事はありませんでした。

この時代にせっかく東京で決まった内定を取りやめて再度就職活動をする事に呆れる友人もいましたが、幸いにも彼の気持ちを理解してくれる教授の後押しもあり、松岡哲也は無事地元の企業に就職する事ができました。

現在彼は実家に戻り、慣れない営業の仕事に戸惑いながらも、しっかりと指導をしてくれる先輩に恵まれ、充実した日々を送っています。そんな彼の姿を見て、最初は地元に帰らせたことを済まなそうにしていた両親も、最近ではすっかり安心してくれているそうです。

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